ライン


SONY
APM-33W
エッジ交換そのB

セーム皮で張替えたAPM-33Wを手放して もう2度と入手する事は無い
だろうと思っていたのですが、タイミングよく再び手に入れる事が出来ました。

エッジはボロボロですがエンクロージャーなどの程度も極上、嬉しい限りですが
奥様はご機嫌ナナメです、

今回はY-Hさん考案の半円棒を使って型を作り、シリコンゴムでの製作です。

エッジはかろうじてまだくっ付いている
状態で指で押すとボロッと割れるでしょう。

ツィーターのメッキ部分に若干のサビが
見られるもののその他はたいへん綺麗で
目立ったキズも有りません。

このユニットは過去何回もエッジの
張替をしていますので
問題有りません。

振動板の接着剤がきれいに取れないので
途中でいい加減になるのも同じですね。

1つのコイルから4本足で振動板を駆動してます

手間のかかったスピーカーですが
77などの上位スピーカーは4つのコイルで
直接駆動してます。
コストもかかり、さぞ生産効率が悪かったでしょう、

さて、型ですが15oの半円棒を加工
します、
半円棒といっても正確な半円では有りません
ちょうどノコギリの刃の厚さの分だけ
薄くなってる感じです。

幅を12から13oくらいまで削って
カマボコ型にしてから
エッジの直線を測って板に張り付けます。

コーナー部分はカマボコ型のピースを
中に入れ、紙粘土で形成しました。

いつも1枚ずつ作っているのですが、
完成までに最低1日かかりますので
2枚目とのシリコンの塗り方に
差が出る事が有りました。

今回は2枚いっしょに作る事としました。



棒の際にテープのりを貼ってから
布をかぶせ形に押し付けます。

黒のシリコンシーリング材を
シンナーで薄めハケで2回塗り、

1回目で形を作って2回目で厚みを
出します。

布目が分かる位の硬さがちょうど良いようです。

2回目を塗って半日くらいで弾力が出て
固まり始めますので
ハケ、筆などで表面をくすぐるように
こすってやります。

少し時間をおきながらしつこく何回も
こすってあげるとムダな艶が消えて
1mくらい離れればウレタンと
区別がつかないくらいの質感に
変身しますので
試してみてくださいね。

形に切り取り振動板、フレームに
貼り付け上から枠を取り付ければ
終わり。

出来上がったユニットをエンクロージャー
に取り付ければすべて終了です。
後は音出しですが・・。

同じ様交換を何回もやっている
のでイマイチワクワクした感じが
有りません。
音も大体分かるしね。

やはり聴いた事無いスピーカー
じゃないと面白くなぁ〜い!

出てきた音はやはり先回と同じでした。

戻る

inserted by FC2 system