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JBL
LX−44そのA・B

LX−44の第2弾と言う事で
セーム皮に張替えたSPを再度シリコンゴム製のエッジに張替ます。

このLX−44はセーム皮にのりで型を作ったりしないで
そのまま使った物で、非常に柔らかく伸縮は問題無いのですが
柔らかい為に腰が無く大音量ではバタつきが若干発生。

コントロール5を張替えたついでに作ってしまいました。

当初、コントロール5と同じくベニヤとケーブルを予定していましたが
ドリルに付ける円を切るカッターが15cmまでしか切り取れず
ものは試しとスチロール板とバックアップ材にシンナーで薄めた
シリコンゴムを塗ってみたところスチロール板は表面の紙が保護材
となり中まで浸透しませんし、
バックアップ材に至っては直接ぬってもまったく変化は有りませんでした。

オー、いいじゃん、

早速、型から作ります。


スプレーのりも使わずに生のセーム皮を使って
貼ったエッジですが非常に柔らかく
コーンのストロークが多き過ぎます、

レコードでアンプのサブソニックスイッチを
Offにしようものならこれでもかというくらい
揺れて怖いです。

音がおかしいとは感じませんが
この際シリコンゴムエッジに交換しましょう。

用意する物はコントロール5そのAと大体同じで
ダイソーのカラーボードは今回は
めでたく紅白の配色です。
(どーでもいーけど)


エッジの上から貼ってあるだけの
ガスケットのようなガスケットでないものを
取り外し、お役御免のセーム皮は
接着剤をシンナーで柔らかくして取り去ります。

例のカッターが付いたようなコンパスで
エッジの分だけ切り取り台紙に貼り付けます。
作り方はコントロール5そのAと同じ
なので割愛します、

真ん中のものはコンパスの針がぶれないように
硬いものを貼り付けて有ります。

柔らかいとコンパスの中心がぶれて
きれいに切れません。

10oのバックアップ材を適当な長さに切り
はめ込みます。

白と白でちょっと見にくいですね、

ボードのバックアップ材との際に
例のスティックのりを塗ります。

綿ジャージをかぶせ、型どおりに密着させます。
際はツメなどでやさしくね。

そして筆で塗れるようにシンナーで薄めた
シリコンゴムを1回塗ります。

1回塗って半日放置しておくとある程度
硬化しますので楽に2回目が塗れます。

塗ったら1日放置しましょう。

何度も書くようですが
必要以上の厚塗りは良くありません、
生地の目が薄く見える位が
ちょうど良いようです。

1枚作った後ですが、

ね、シンナーによる変形はないでしょ、

汚れているのはスティックのりの跡です。

でも実は2枚続けて作ったら、
やはりスチロール表面に貼ってある紙が
少し剥げてきましたので
2枚が限度のようです、

まぁ、SPの1セット分でちょうどいいかな

コーンとフレームの大きさを合わせて
切り取りフレーム側(外側)を接着します。

接着剤は今までの物では
シリコンゴムは接着出来ませんので
Y−Hさんに教えて頂いた
コレを使います。

少々お高いですがやはりいいですねぇ。

エッジの内側のまだ接着してない方を
コーンの下側に入れて接着します、
そのままの形だとうまくくっ付きませんので
上にガムテなどを置いて均等に
沈み込ませます。

コーンが上下する時コイルに接触して
擦れる音がしないようにセンターを合わせて
下さいね。

30分もすると動かない程度に固まります、
ココまで来るともう修正は利きません、

指でコーンを押してみるとウレタンに近い感じで
とてもいいです。

エッジそのものも、硬さや弾力手触りなどは
ウレタンに近く、目を閉じると
区別がつかないくらいですよ。

エンクロージャーに取り付けてウレタンの
ガスケットじゃ無いガスケットのようなもの
を貼り付けて完成!

とうとう家のエッジ張替SPはほとんど
シリコン製になりセーム皮製は
コントロール1が2セット、同じく3が1セット、
だけになってしまいました。

音に関しては言う事なし、

リビルト自作エッジは今のところ
このシリコンエッジが音はもちろん
コストパフォーマンスからみても
ベストですね、



エッジが劣化し始めていて大音量で鳴らせない
SPをお持ちのビンボーな方(失礼)は、交換して
思う存分鳴らしてあげてください。

いちだんと愛着が湧いてくることでしょう。

そのBさらに張替

コントロール5と同じ10oのバックアップ材
を使った為、どうもエッジの膨らみの
バランスがイマイチです、

13oのバックアップ材で作り直しました。
これでやっとスッキリしました、

エッジサイズは若干小さめに作り
ちょっと引っ張り目にコーン側から
貼ると綺麗に上手く出来る様です。
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