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B級ウッドデッキ

1999年に新築してから裏庭にウッドデッキが欲しくていろいろ探してみましたがキットでもそれなり
の値段です。プロにお任せしたのでは一桁違うような値段ですしね。
まあ、それよりも何よりもあの「基礎工事」というのがいやでした、穴を掘って砕石いれて打ち硬め
コンクリ練って・・・などと考えると気がめいります、それが楽しみという方もいらっしゃる
と思いますが私は楽チンがいいです、

手抜きを色々考えた結果、2001年春、単管支持で基礎工事を省くという暴挙にでました。
純然たる「ウッド」デッキではなく擬似ウッドデッキ、

なんちゃってデッキです。

製作当時は30万画素のオモチャカメラしか無くて画像が見にくいですがご勘弁下さい。

1.5mの単管を円錐形の打ち込み金具と頭を
装着してカケヤで打ち込みます

位置、高さや水平は事前に調査測量して
おくことは言うまでもありません。

高さは単管の打ち込む長さで調節します
真っ直ぐ垂直の打ち込むのは結構めんどう
ですがあせらないで少しずつ、

左右の少しのズレは何とかなりますよ
よーするに大引きが乗ればいいんですから。
後は単管の上にベースを逆さにして突っ込み
ます。
接続金具で横に単管入れれば
ほ~ら、これで基礎は お。わ。り。

不同沈下防止の為数ヶ所地面と単管の間
にブロックを噛ませておきました。

実際毎年屋根雪が落ちて(1立米1トンとして
10トン近くだと思います)山になりますが
2~3シーズン後も異常有りません。
ベースフランジの上に大引きをコースレッドで固定します。
この時点では横単管は微調整が出来なくなるので
あまり入れておりません

でも
床板を敷くと手が届かなくなる所は接続してください


書き忘れましたが木材は事前に全量ペイントして
おくととても楽です、
床板を張ってフェンスのポールを立ち上げ
幕板を張るとなんだかデッキっぽくなってきましたね
ラティスを加工して取り付けると立派に見えます
第1期分ははぼ完成です。

第2期は1m位はなれた勝手口へつないでステップで
地面に落とす予定。

ここまで延べ3日
総予算10万円弱
(内、フェンス部分3万円、キシラデコール1万5千円)
防虫防腐塗料は半額位で他のメーカーのがあるようです

歩くと金属音がするのではないかと心配していた
のですがそんな事は一切無く

重い荷物を持つ事も無く
腰も痛くなりませんから腰痛の方向けですね。

下の単管はそのうち雑草で見えなくなる予定!

廃棄したらしい写真でしたが悪友スニさんが
私の完成報告の添付写真を持っていたので
送ってもらいました、
ご協力感謝します。

バーベキューする時は連絡するので
お肉とお酒と奥様、お願いね!

出来上がって部屋から外を見ると
こんな感じ

ちょっと右を向くと
こんな感じ

やはり密集地では無理があったか?
誰も見やしないと思っても近くに窓が有る
のは落ち着きません。

しょうがないからもう1段付けました。


こうなって

こうなりました。

しかしラティスの塗装はえらい手間がかかります、

おわったぁ!と思っても良く見ると
必ず塗ってない所が有りますので、ここは
気長にビール片手がいいですが
決して酔っ払って丸ノコなんか使わないでくださいよ!

テーブルは娘その①の学習机の天板を使って
作りました。
(12年間の血と汗とヨダレがしみこんだ机でした)

パラソルはホームセンターで直径3mの物を
買ってきました、
こりゃでかくて良いワイ。

勝手口まで床を伸ばしてステップで地面に
落としました、

そこにはネコの額ほどになった家庭菜園が・・・。

少し離れた様子です、
快適!
のはずでしたが日中は暑いし
夜は蚊の攻撃で
実際あまり活躍してないんだよねぇ~

今のところ立派なものほしとして重宝して
おりますのでまぁいいかぁ!

私が最初に玄関横の掃き出し窓の目隠し
として安易に求めた900×900くらいの
サイズでよくホームセンターで売ってる
安価なウッドデッキのキット。

簡単そうですが(実際、組み立ては簡単)
よく見るとかなり材料が曲がっている
場合もあるし、何より基礎がキチンと
出来ていないと床や手摺が波打って
人に見せられないひどい事になります。

多分手がけた方でないと理解出来ない
と思いますが、想像していたより
綺麗に出来ないという事です。

土台がコンクリの場合はまだ良いですが
土の上に直接はお勧め出来ません。
   
 2011年8月 デッキの洗浄 
   10年経過しました
思ったより劣化していないようです

すでにBBQなどは全くせず 
ただ物干しとしての使用

何回が高圧洗浄機を使ってキレイししてはいたんですが
ここ数年は手つかず

かなり緑のコケで濡れると滑る、危ないので洗浄します

高圧洗浄機 かなりキレイになるので
やり始めると楽しくて(笑

良ーく乾燥させてから キシラデをたっぷり塗ました、
   
 2016年6月 デッキ1m切断 
 
 17年経過でかなり床材劣化が進みました

敷地後ろに家が建ったのでもうウッドデッキ
としての使命は終了、

踏み外してケガする前に補修します

畑も復活させたいので奥行1/3を切り取りました
刺した単管を引き抜き 横の管はグラインダーでカット、

すべての床板は深いヒビ割れが入っていて心配していましたが
以外と木材内部は大丈夫

一枚は完全に朽ちていましたが
そのほかの断面は以外にしっかりとしていました
(メンテは今までキシラデを一回しか塗った事ありません

大引きは床板との接触面からの腐食が
進んでいる箇所が有ったので廃棄

ラティスは切り取る際に重量がありすぎてバラけてしまったので 
壊れなかった目隠し用として設置していた2段目の物を使います

高さが合わなくて段になってしまいますが 
ま、気にしなければ・・・

今回 予算が無いのでフェンスは再利用 床板は2枚の交換でした、
 
当然 この後防腐剤をたっぷりと、
 
   
   
 2022年5月 補修 更に1m切断

 あれから21年ですか、

数年前から 床板が腐食してきたので3mの2×6材を数本買ってきて
順次取り替えていました

更に2016年に3m×3mの広さは もういらんよね
と奥行1mを切断して2mとして使っていましたが
 
去年あたりから 床板腐って危ないから出るな、と物干しとしても使えない状態

やっと重い腰を上げて補修
床板交換としてもそれなりに費用がかかるので
物干し場として1mの床板張替とし作り替えて見ました

  
 まず 大変なのが剝ぎ取った床材の処分でした

数年敷地の隅に地べた放置していた2×6材は一部シロアリさんのお家となっていました

近くの町内に 市の焼却場があるので半分腐った2×6材・9㎝×9㎝の角材を
適当に切断しブルーシートを敷いた亀車デイズルークスに押し込み搬入したところ

長さは50㎝じゃないと受け付けてもらえず泣く泣く逆戻りして

全部おろして長さを丸のこで揃えて切る、そしてまた車に押し込み搬入、

その労力たるや もう二度とウッドデッキは作らん!と(笑

 作るのは楽しいんですがねぇ処分までは考えて無かった
 
基礎として 打ち込んである単管は
ちょっとやそっとじゃ抜けません

今回 奥行1mにするので
いらない単管は 自在クランプを根元にセットして
テコの原理で少しづつ抜き取ります

3メートルの大引き角材は手前2本はまだ
使えそうなので再利用

床板は防腐処理してある黒い杉材の2×6の2メートル
が売っていたのでそれを10枚購入して
半分に切ってステンのビス止め、

   
フェンスは基礎で使った単管が沢山あるので
それを使って組み 
それだとかわいくないのでアイボリーのペンキ塗装

物干しざおの受けも直交クランプにした、

床材は防腐防虫処理してあるのですが
更に防腐剤を2度塗りしておきました
   
   
勝手口を出た所はまだ手つかずです

床板は2~3枚はスカスカ、

ステップ接続部に至っては
朽ち果てております

ココは夏になってからの仕事だな

 
作ってから21年 今回補修してわかった事は

 いくら防腐処理してあっても木材は腐る
(見た目重視で木表を上にしたので腐りが早かったような
かまぼこ状になるように木裏上がイイようです)
しかし 20年以上経過しても今回再利用出来る木材も有ったのは大したものだ、

@ 多量の木材は廃棄処理が大変

@ 屋外地べた放置の材木は高い確率でシロアリさんの家になる
予算が許せば樹脂加工してある人工木材がイイと思う

@ コースレッドはステンにしないと腐食して大変

いずれにしてもDIYでのハナシですけどね(笑


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