YAMAHA NS-690 | |
ヤマハNS−690、 UでもVでもなく初代です。 2本共ウーハー固着、 コーンを押してみてもビクともしません。 いーですねぇ〜、 悪くも無いユニットを割ってもしょうがないので こういうのを待っていました。 ジャンクで3Kだったのでちょっと迷いましたが 迷った時はあとで必ず欲しくなりますので とりあえず買いです。 関係無いですが、H/オフ、ジャンクの場合 目に入ったら手に持つ、 気になったら買う、 どっちか迷ったら2つ買う、 とりあえず買う、 これジャンク買いの鉄則。 良いブツは一周してくる間になくなります。 ジャンク格言 「気になるブツは買っておけ」 |
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お家で記念撮影のあと とりあえず1本目、ウーハーを外してみます。 あっ、H.オフのキーテープが横っちょに付いてた! |
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かなりサビてプレート、マグネット、ヨーク、 それぞれの接着面が浮いています。 NS−600もそうでしたがターミナルに ケーブル直付けです、 ロスが無くて良いのでしょうが 取り外しが面倒。 |
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もう片方もこのザマです、 エンクロージャーの中もスゴイですが サビと得体の知れない粉も吹きまくっており 触りたくない状態。 (ケーブルはハンダ付けなのでちょん切ってあります) |
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ユニットの後ろから割るとこんな感じ、 とうの昔に接着剤ははがれており外すのは マイナスドライバーでこじれば簡単、 といってもかなりの磁力でくっ付いて いますのでセンターポールが付いている ヨークを抜く時はコイルを傷めないように ゆっくりと大胆に・・・?。 マグネットの裏、表が分からなくならないうちに 必ずしるしを付けましょう。 間違っちゃうと逆相になると思います。 |
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フレームに付いているプレートは ダンパーの中側からネジ止めされているので 外せません。 それにしてもすさまじいサビ! これほんとに直るのかいな、 でもこの状態でコイルは大変スムーズに 動いています。 |
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マイナスドライバーで大まかにサビをガリガリと 削ってやりました。 プレートとコイルの隙間にサビが入らないように マスキングはこの時点でしておいた方が 良いでしょう。 作業は外で、 室内でサビの粉を付けると大変です。 面白いようにサビが落ちます、 |
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プレートとコイルの間にゴミが入らないように 紙テープでマスキングし サンダーでサビを落としました、 深く侵食したサビが少し残ってますが まぁいいかな、 サビで膨らむには10年位必要でしょうから・・。 |
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後は組み立てるだけなのですが 最後が非常に面倒です。 マグネットを接着した後、 一番後ろのポールの付いたヨークを 入れると磁力の影響を受けてセンターに とどまらず偏ってしまいます。 もちろんコイルに接触してコーンは 全く動きません。 何回も出し入れするとポール部分がコイルを 潰してしまう可能性が有り ここで作業は一旦中止、 センターに固定する治具を考え中ですので 修理が終わり次第アップさせて頂きます。 家の事情も有りこのままゴロゴロさせておく 事も出来ないので早めに何とかしないと・・・。 |
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テーブル天板の切れ端で こんなのを作ってみました。 「おしくら饅頭君プロトタイプ」 穴の大きさはマグネットと同じです、 固定する為に2箇所に少し切り込みを 入れました。 ナットを内側に少し飛び出すように 取り付けると装着時にマグネットと ツライチになります。 ナットの外側が少し上がるように薄いシート状 の物を挟みます。 (そのままではボルトが板に干渉して回しにくい、 又は回せない場合がありますので) |
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マグネットにかぶせ、2箇所に 竹の割り箸をクサビ代わりに打ち込んで 固定させます。 おもわず手を合わせて「このたびは・・・。」 と言わないように。 |
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30分硬化型エポキシ接着剤を塗ってから ヨーク部分を慎重に入れます。 調整ボルトで位置決めする段取りでしたが マグネット磁力をあまく見ていました、 ナットが動いてヨークは動かないんです! 時間が有りません!焦ります! 応急処置としてナットのおしり部分に下がらない ようにビスを2本づつ打ち込みました。 これで何とかコイルが擦る事無く 調整しましたが 接着剤が固まるまで磁力の力に耐えられるか 心配では有ります。 どーなることやら。 |
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で、いきなり完成画像で恐縮です。 2本目はビスの支持力が無くなり焦っているうちに 10分くらい経過してしまったので、 見切りをつけて一旦外し、 固まりかけた接着剤を綺麗にはがして 支えのビスを増やし 2本共何とか成功しました。 30分硬化型といっても実用強度が出る のが30分ですので5〜10分くらいの間 に固定しなくては強度が出ません。 早めの作業が肝心ですね。 治具についてはマグネットの磁力に負けない ように名刺大の金属プレートにロングナットを 溶接して「おしくら饅頭君2号」を作る予定です。 プレートごとガッチリビス止めすれば 負けることは無いでしょう。 このロングナットを2段にすればマグネット径の 違うスピーカーにも対応出来るはずですが そうすると木材では強度が足らないかな、 まぁ使用頻度は少ないですので そのつど専用で作りましょう。 |
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「おしくら饅頭君2号」は上、 下はナットを2段にして下のボルトでマグネットに 固定し、上のボルトでヨークの位置 調整が出来るようにバージョンアップした物、 (ってただ重ねただけじゃん) まだ溶接してないので使えるかどうか もわかりませんが・・・。 費用は部品代1セット約100円です。 とりあえずこういう手持ち小物で くだらないのを作るのがスキなもんで。 |
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VICTOR SX−7 | |
片側ウーハーに付いている 5つの膨らみが5つ共見事に潰れている。 SX-5の上位機種、 音が聴いて見たい!で入手、 ユニットは正常 レジで状態について念を押された もぉ、分かってるよぉ! 「オイオイ買うのかよォ、」 みたいな言い方やめて、 そう思ったら少し値段下げろよ! |
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当初、安易な方法でウーハーの裏側 からマドラーを差込、押してみたが 戻りはするものの へこみ方、大が小に変わった程度で 失敗、 押す物によっては貫通させて穴を開ける始末、 |
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だったら取っちゃえ! シンナーをまわりに染み込ませるものの 縁のやや水色がかった塗料のようなものは びくともしません。 境にキズを入れながら薄いカメラフィルム 位の薄さのシートを差込、ゴシゴシ 擦ると徐々に剥がれていきます。 再接着の為に番号を記入しておきました。 |
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5つ取り終えました、 コーンとの接着部分が薄く剥がれましたが 影響無し! 気にしません(笑 それより丸の中の白い点々はカビです、 除菌にしておきましょう。 |
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当初凹んでいる所を手芸コテで修復予定 でしたが、手芸コテは高くて買えません、 しょうがないので 150円のハンダゴテと100円の園芸用 ミニシャベルを使ってミニアイロンを 作ってみました、 いい加減に作った割に使いかっては 良かったですが温度をもっと上げる為 シャベルの内側にヒーターを移動して 使いました。 水を垂らすと「ジュッ」と 音が出るくらいになりました。 |
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写真には写っていませんが キーピングなどのスプレー糊を 内側にかけてからコテを当てて 要は「アイロンがけ」します、 スプレー糊は必ず必要です。 下に布を敷き、当てるのは裏側だけです、 表に当てるとコーンの表面処理が潰れ テカリが出て左右に差が出ます。 形はほぼ元に戻りましたが 折れ線やパルプが劣化した所は 跡になって残りました。 結構硬くなりましたので自然に 元に戻る事は無いでしょう。 |
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元の場所に1個づつ慎重に貼り付けます。 最初のシンナーを染みこませたシミが 出ていますが気にしません。 (自分に言い聞かせます) そのうちヒマが有ったらフチの水色っぽい塗料を塗って 「浮き」を潰しておきます。 でも当分このままでしょうけど・・。 |
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エンクロージャーに取り付けて ゴムの枠を取り付けて終了! リスニングポジションまで離れると 凹み跡はほとんど分かりません。 音をだしてもビビリは無く良好! エンクロージャーもユニットも手間を惜しまぬ 作りで当時の技術者の思いが分かるような SPです、 こんなSP絶対作れませんね 作ったとしても手が届く値段では 出てこないでしょう。 |
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JBL コントロール5 | |
以前入手したコントロール5 のジャンクでエッジは劣化し、 ウーハーが鳴りません、 廃棄覚悟でダンパーをシンナーで浮かせ 端子のハンダを外してフレームから取りました、 センターキャップも外します、 (画像のようにコーン表面接着場所が 一部剥げてしまいましたが) コイルからコーンまでの途中で 腐食しているようです。 だったら新しくすればいいじゃん。 ボビンに沿って穴を開け、コイル線を切断して 付けたしてみるとハンダの乗りが 悪いです、どうもアルミ線のようですので ミラクルハンダの出番です、 (肝心な画像が無くゴメン) コーン部分は普通にハンダでOKでした、 |
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あとは組み立てるだけです、 ボビンとマグネットが干渉しないように スペーサーとして紙を等分に挟みこみ きっちりセンターを出します。 その状態でダンパーを接着 |
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エッジを張って キャップを接着して完成です。 やはり前回同様10φが正解だったようで 13φちょっとエッジ太すぎた、 この状態だと分からないが エンクロージャーに取り付けると 確実に干渉している、 でもビビリも無く影響無いようなので まぁ、いいかぁ、 もう一度作るのメンドクサイし どうせコイツはヤフオクにも出せないしね、 |
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JBL コントロール5 A | |
数年ぶりに部屋を片付けてプロジェクターでDVD 何か変、5.1ch右側フロントのスピーカーの ウーハーから音がでていません ダメもとで分解してみました キャップはカッターで切り取りました コイルからのラインが腐食しているようで カッターで削っても出てきません、 消滅していました(笑 自作エッジの接着部分はマイナスドライバーで 無理やり剥ぎ取りました 切れたり穴が開いたらあきらめて廃棄、 の予定でしたがかなり丈夫で変形もせずに・・、 ダンパーの接着部分にシンナーを塗ると きれいに剝がれました |
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右側のラインです、 ダンパーまでは間違いなく入ってるんですよね |
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引き込み線は電灯線のヨリ線を一本 コイルからの線にはんだ付して延長 しかし 何を思ったかコーンの表側に出さず 裏側ではんだ付 あぁ、ちがうちがう 何考えてんだか・・・・、 ま、いいか、 導通を確認 |
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マグネットとコイルの隙間にラミネーターのシート を切って挟み込みボビンを固定、 その状態でダンパーを接着、エッジも接着 エンクロージャーに取り付け 音出し、 復活しました、イイ音で鳴ってます あとでキャップを付けて終了 今回、久々にHPにUPしようとして 以前 同じ症状で同じ作業をしていた ってのを確認しました、 全く記憶に無かったんですよね、 見て驚いた(笑 ってー事はもう片方は以前修理したヤツか |
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TIMEDOMAIN mini | |
ジャンクに良くあるセンターキャップのつぶれ、 掃除機で吸い出して復元、は良くやる手ですが 2セット目のミニをジャンク800円で入手 しかしセンターキャップが見事につぶれています、 こんなに小さいのはダメかなぁ、と思ったのですが 意外と綺麗に復元したので嬉しくなりUPしました、 掃除機の先に付けた黒いパイプはCD−Rとか DVD−Rとかの50枚パッケージの中の 真ん中の突起物です、 |
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JBL 4312 | |
ネット枠がボロボロだったので コンパネで作成 |
キャップへこみが掃除機でも直らないので 外して形成 ボビンが変形しているのかコーンを押すと 若干のコイルタッチ、 (通常使用は全く分からず) キャップ外したついでにボビン修正 |
センターの穴の部分にはウレタンシートが 貼ってあったが当然劣化でボロボロ、 除去しました、 もう片方のユニットが心配、 剥がれた破片が散らばってなければいいけど・・、 |
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エンクロージャー汚れをサンダー掛け | 片方チークオイル処理 |
NS690と同様に このての薄汚れた突き板は サンダー掛けてチークオイル処理すると まるで塩ビシートを貼ったように ビックリするほど綺麗に仕上がります 突き板の厚さを確認して「地」が出ない 程度に削ってください、 やり過ぎると取り返しがつきませんので・・、 特に角は要注意です、 |
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