入手しましたよ、「バンコード」 一番細いサイズは1.5oだったので、 とりあえず1.5と2.0を3mずつ、 質感はOリングなどの硬めのゴムに近いです。 最大の特徴は熱で溶かして任意の長さの ベルトが作れる事です。 |
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まず、思いつくままに身の回りの物で試してみます、 ガムテを少し切って両側を少し折り込みます、 そして真ん中に少し穴をあけます。 そこに適当な長さに切ったバンコードをの端と端を 真ん中にして貼ります。 |
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フェザーまたはカッターをバーナーやライター などで焼きます。 |
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焼けたカッターの刃を入れてバンコードの 両側を溶かします。 刃を抜いて指でバンコードを両側から押すようにして 接着して冷えるまで待ちましょう。 |
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失敗例 接着面が少しでも曲がるとこのような クリ型になってしまいます。 上記の方法で5〜6本作ってみましたが 接着位置が正確でなく、 また両側からのテンションがうまくかけられない ので思ったよりうまく出来ません。 7〜8割は不良品になりました。 それならば、とモンキーレンチの可動部分に固定して くっ付ければ?と試します。 |
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焼けたカッターは同じ、 コード両面を溶かしたらレンチのスクリューを 回して、隙間を小さくして接着面をくっ付けます。 |
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30分もすると冷えて固まりますので取り出しましょう。 でも時間の有る方は一晩寝かせてくださいね 引っ張っても離れるのは少なくなりますから。 接着面は融けた物がフランジ状になっていますので ハサミなどで丁寧に切り取ります。 この状態で接着がうまくいっていれば 指をかけてかなりの力で広げても全く問題 有りません。 しかしレンチは多少のアソビが有る為 どうしても接着面に多少の段差が出来て 気になります。 もっと精度の高い物、と考えたら「ノギス」 しかありませんね。 |
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早速ノギスで試します、 おー! いい感じ、 ピッタリ合いますねぇ。 |
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焼いたカッターを当てて溶かし ノギスを少し狭めます、 いい感じでしょ、 冷えてから取り出し、接着面からはみ出た フランジ部分をハサミで取ります。 やはり精度からみても「ノギス」がいいようですね どこの家庭にも一本は有る(わけないか)でしょうが 無かったらダイソーで買いましょう、 樹脂製ではありますがちゃんと使えそうな 物が置いて有りましたよ。 |
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このバンコード、1.5oといってもかなり 硬いですので、計った長さの前後2o位で5〜6本 作って、取替えながら調整するのが良いようです。 今回は直径が25ミリくらいの小径でしたので 小さすぎるとモータープーリーにテンションが かかって回転しない、または回転が安定しない などのトラブルが出てゴムよりかなりシビアです。 2oなどでも作ってみましたが硬くて全くダメ、 (口径にもよるのでしょうが) 1.5oでも今回の口径25o位が 小径限度のようです。 このコード、完全に接着されたものの接着面は 非常に強く、指に引っ掛けて指の血流が 止まるくらい伸ばしても切れません! たいしたコードです。 |
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TEAC V-8なるデッキのアイドラーベルト と代替使用、問題なくスムーズです。 下に見えるキャプスタンベルトはいっぱい作り置きの 有る自作ベルトです。 |
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コード伸縮が硬いので少しでも 柔らかくしようと目いっぱい何度も 引っ張ってみたところ長さが少し伸びますが かなりゴムに近い位柔らかくなりました。 その状態でリングを作ってみたのですが すべて失敗!接着しません、 伸ばして柔らかくした事で材質の 構造的な変化があるようです。 しかし、一旦接着したリングをおもいっきり 何度も引っ張って柔らかくするのは 問題有りませんでした。 このバンコード、1.5oでも 目いっぱい引っ張っても絶対切れません! 強度は素晴らしいので大きい口径の ベルト代替として期待出来ます。 完全に接着するのに結構時間がかかる のでいっぱい作って置きました。 これだけあればどれか合うでしょ! |
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笑っちゃう失敗例 | |
DENON DCD-1610のベルト製作時 1本づつの製作は効率が悪く時間が 勿体無いと思い2本づつ作ってみました。 アルコールも入っていたので 調子よく作業し、朝まで放置して冷却。 |
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朝、「どれどれできてるかなぁ〜、」 「 ・・・・・・・・・・・・。」(=_=;) 私はマジシャンか |
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