ライン

JBL
 Control 5 そのA


どうしていきなりそのAかと言うと
1セット目はLX−44と同じ方法で張替えてあって
これが2セット目だからです。

このシリーズ、張りのある音が出てお気に入りです、
廉価なミニコンポのSPと入れ替えてみてください、
2ランクアップ間違いなし!大きさも手ごろです。

ベトベトエッジには閉口しますが出来上がりを想像してがんばりましょう。

今回も「子供の工作」程度のいい加減な作業です、

いつもの通りセーム皮を使いましたが
セーム皮+スプレー洗濯のり、はすこし硬くなり過ぎ伸縮性を
犠牲にしていますので16cmユニットではちょっとキツイかも・・・。
濡れたセーム皮は乾くと縮みますので大きさの
設定が難しいです。

何か他の素材を試してみたくなりました。
Y−Hさんのようにキチっとした型でラテックスあたりを塗ればいいので
しょうが、やはりそこはB級ですので遊び半分でチープな工作を模索してます。




オークションにてエッジ劣化品をジャンクにて
入手したので張替えてみようと思います。

6,000円弱で入手しましたが完動品だと程度
にもよりますが15,000〜20,000、お店では
20,000〜30,000円というところだと思います。
(前回のジャンクSPは10,000円ちょっとでした)

お勧めはもちろん10,000円以下で手に入る
エッジ劣化のジャンクです。

コントロール1のジャンクと比較しても値段はそれほど
変わりませんが音は格段に違います。

コントロール1も良い音ですが、あくまでも
このサイズからこんな音が・・・という事での
評価ですので。

置き場所さえ確保できれば
「5」をお勧めします。

まず、ゴムの枠を外して正面の6箇所の取り付けビス
を緩めると割れてきます。

ユニットも取り付けボルトを緩めて
外し、ガスケットを剥ぎ取ります。
続いてボロボロのエッジを取ります、
コーン裏、表の
ベトベトした残りはハケでシンナーを塗ってから
20〜30分置くと日焼けした皮膚のように
ペロっと取れます、
急ぐと綺麗に取れませんよ!

ダイソーで売ってたカラーボードなる厚さ5o位の
スチロールの両面に色紙を張ったようなものと
OLFAのコンパスにカッターが付いたような代物。

カラーボードは色違いで二枚用意しました、
(別に色違いでなくてもいいですけどね)

中の丸はユニットのコーンの直径、
外側の抜いた丸はフレームの直径
よーするにエッジの幅を抜いた物をニセット作り
一セットを台紙に張り付けます。

しかし中の丸をコーンと同じ大きさにすると
セーム皮が乾く時に縮みますので
小さくなって合わなくなりますので
5〜10o大きい方がよいようです。

私はコーンが120oで最初中の丸は
125oにしましたが少し小さめになりました
ので、再度130oで製作、ちょうど良かったです。

エッジの大きさに抜いた所にシーリング
に使うバックアップ材(1メーター20円位)
を適当な長さに切って挟み込みます。
今回使用は10oの太さです。

バックアップ材は太さが4〜5種類有ります
ので適当な物を選んでください。

こんな感じではさみこみます、
切断部分はほとんど分かりません。

これを見て使用目的が分かる人は
まずいないでしょうね。


何回か大きさを変えて作ったので
色が違いますが用意する物は
こんな感じ。

スプレー洗濯のりを吹きかけかぶせます。

写真ではまだ切ってありませんが縮み軽減の為
効果は分かりませんが真ん中を抜きます。

吹きかける量が多すぎると硬すぎるようですので
今回は柔らかめにしようと思いスプレーした後、
水道水にすこしさらして使ってみました。

20〜30cmクラスのSPだとノリの硬さは
あまり影響有りませんがさすがに小さいユニットは
コーンのストロークに影響があると
思われますが加減が分かりません。



丸く切ってあったもう一セットを上から押し付けます。

外側も押し込んでバックアップ材の形に添って
シワが出ず、膨らみの形になるように
形を整えます。

乾いてくるとだんだん変形してくるので
電話帳などの重いもので上から押さえつけます。
そのままでは乾きが悪いので時々出して
確認。
私はファンヒーターとドライヤーで乾かしました。

乾いたらユニットの大きさに切り取ります。

まずエッジをコーンの内側に滑り込ませて
入れてからフレーム側を接着、

コーン側を接着してガスケットを付けると終わり。

写真のように
セーム皮の縮みによりSPコーンとエッジの膨らみ
の境目に余裕が有りません、やはり若干
大きめで作ったほうがいいようです。

こちら大きめで作った方です。

エンクロージャーにユニットを取り付けて完成です。
例のように我慢できず10分後音出し、

変わらずいい音が出ましたがスプレー糊
の拭きつけ量を左右故意に変えて作ってみた為
左右のエッジの硬さと色が若干違います、
ノリが多い方はエッジが硬く、若干詰まった
感じの音です、
それほど感じませんが左右対称でない
というのは精神衛生上、音にも影響有ります
ので(笑)次の日張替ました。

コントロール5は好きなSPで二セット並んで
置いてありますが幾つ有ってもいいですねぇ〜。

今度は黒く染めようかな。
次回の予告

セーム皮は生の材質はいいんですが腰が無く
スプレー糊をかけると弾力が無くなり
また乾くとかなり縮みます。
やはり次はこれだ!

とばかりに用意が始まります
今度は布をベースにシリコンシーリング材で
形を作ろうというAPMページのY-Hさん
考案の方法です。

まず、型はスチロールだと有機溶剤に
溶けるので5oのベニヤに替え、
バックアップ材は10oのケーブルに替えます
10oと少し細い物二本用意してみました。

セーム皮の代わりは綿ジャージ、と
ジャージに塗りこむシリコンシーリング材、
これで型が取れるはず

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