安かろう悪かろう 曲がらす止まらずエンジンかからず

なぜか楽しい中華バギー





ATV 2

ATV 3

ATV 4

ATV 5

ブログ 三日BOSE ATV記述分

オークションで電動自転車より安い値段でATV中国製バギーが出品されています

チョイ乗り、足代わりに欲しい、買ってみようかなぁ、
私もそうでした

でも
国産バイクを買う感覚では
絶対買ってはいけません!
必ず故障します、ってゆーか納車時すでに不具合が有ります、
コイツは不具合修理を楽しむ乗り物です


オイル交換くらいしかした事無い、とかメンテはバイク屋にすべてお任せ
いじれないし いじる気も無い、
持ってる工具はドライバーとペンチだけ、なんていう方も
絶対買ってはいけません!
よほど故意にしているバイク屋さん以外は相手にしてくれません
コイツは自分でいじって楽しむ乗りです


そしてメンテしないで乗る事は自殺行為です
そのままではまっすぐ走りませんし少しの路面変化で横っ飛びします、
30Kでも40Kでもハンドル取られて
対向車と正面衝突、なんて事になる可能性も無いとは言えないのです、

原付2輪が何の苦労も無くスイスイ走れる速度でもこの車は
振動や音に神経を使いながら必死にチカラでハンドルを押さえ込まないと走れないのです、

ネットで「中国製バギー」とか「中華バギー」とかで検索してみてください
悪口テンコ盛りです、そのままでは
極めて危険な乗り物です

でもカッコいいです!
4輪ディスクブレーキ、ダブル出しのマフラー、アルミホイールに30扁平のタイヤ、
デフを装着し車高が低くローダウンされています
バギーって言うよりサスペンションの付いたカートみたいに見えます
フロントサスはF1とかでおなじみのダブルウィッシュボーン、


普通 欲しくなりますよね(笑)

↓オクの商品説明画像の一枚


たまらず私もオクで落としてしまいました 送料25,000円、総額で10万弱、

ATVとは「ALL TERRAIN VEHICLE」
不整地、舗装路、砂地、など どんな場所でも対応でき4輪バギーとか呼ばれている

コレは舗装路だけの対応でしょう、車高は手の平を立てると入らない高さです

ヤマハなど大手のメーカーも発売していますが
レースなど専用車だけで公道走行できる市販車はありません
値段、走行性能、品質、どれを比べても
遠目には似ていますがまったく別ものです


走行するには「ミニカー」というカテゴリーで登録してナンバー取得必要があります
排気量は俗にいう50までで50以上は登録出来ず公道では乗れません

登録は簡単です、
原付登録と同じで販売証明書、ハンコを持って市役所市民税の窓口に行けば
すぐに水色のナンバーが発行されます



昔からこのての車両は有ったことはあったんです、
ミツオカとか輸入車両とか、
でも値段が高く手軽に買えるものではなくあきらめていました

でも
中国製バギー、安いんです!
もちろん代理店で販売している車両は20〜30万位でそこそこの値段はします
納車整備やアフターがありますから当然価格は上がります

私の場合、20〜30万だったら買いません、(買えません)

オークションでは、5〜10万
当然送料は別ですが2万5千円位


しつこく何回も書きますが
コイツは乗って楽しむ乗り物ではありません
いじって楽しむ乗り物です

セコセコした気持ちではなく中華的大陸的なおおらかな気持ちで所有しましょう、




そして、ついに2010・6・4
大人のおもちゃが・・・・・、


我家にキター!


運送会社の支店止めの為自分でトラックを用意する必要があります
到着連絡を受けた次の日、義兄から軽トラを借りる事になっていたのですが

気が短いもので近くの修理工場に行って「空いてる軽トラ有ったら貸して」
と聞いてみたら「アトラスだったら空いてる」

荷台が少しでも低いほうが降ろす時に楽だから軽がよかったんですが
ま、何とかなるか、で借りて取りに行きました、

一旦荷台に下ろしましたが木製のパレットが下に挟まっており
あとあと処分が大変なのでお願いして抜いてもらいました、

なかなか手間がかかるようでフォークリフト2台使いですこしづつ抜きます



自宅到着〜!



私一人です、そのままでは降ろせません、
荷台で解包します、
細めのアングルで枠が組んでありダンボールが巻いてありました
まずダンボールを外し枠のボルトナットをひとつずつはずして解体しました

ここで最初のチャイナクオリティを認識させられます
アングルは角ごとにボルトナットで組んであるのですが

このナット、薄いうえに元々角が丸まってしかも組み付ける時に頭がナメたように削れているボルト、
メガネレンチが引っかからない、なんじゃこれ、
緩めると 一旦緩んでも途中でまたきつくなる、
手でクルクル回るボルトナットは一組もありませんでした、

先が思いやられます、

車体はハンドル、前バンパースピードメーター以外はほぼ組み立てられています

荷台でハンドル、メーターを取り付けますが
取り付けプレートに切ってあるネジが見るからに危険、
ギザギザでガサガサしてます、(多分見ないとわからんと思う)

取り付けボルトのネジ山がまた一見して危険な香りのするボルトで

その組み合わせですから まぁ、普通には入らんだろう、と
普通はある程度まで手で回してからメガネとかラチェット、でとなりますが

しょっぱなから手で回りません、ネジ山に入ったかな、と思うとすぐに硬くなり
ネジがハスに入ったねっとりした重さのまま入っていきます、

非常に気分の悪い締まり方です、
潤滑剤を入れながら「3歩進んで2歩下がる」というワンツーパンチ作戦で締めていきますが
いくら丁寧にやっても変わらないのでそのうちイライラしてきます
まだ荷台の上なのにっ!

 どうせプレートに付けるだけだから「ネジ山ダメになったらボルトナットで締めればいいや」
とあきらめないと締めれませんでした、何とか締まりましたけど、

ボルトナットに関してはかなり精度が低いです


ハンドル、メーターを取り付け 軽トラ用に用意していた板を渡して降ろす予定でしたが
荷台の高さがかなり上がったので用意した板だと「落とす」に近くなりキケン

家の周りにある板といったら雪国は「冬囲いの板」ですな、
降ろす途中は板が折れるかと思って非常に怖かったですが
何とか降りました、よかった〜、

最後にフロントバンパー取り付け、これがまた付かない!

全く取り付け位置とずれているうえにステーの角度が違いすぎます、
思わず、「場所違うのかな」と思うほどです、

しかし鉄の質が悪いのか(笑)良く曲がりますので無理やり曲げて取り付け完了、

一事が万事、ではありませんがすべてこんなものなんでしょう、
その場しのぎ、現物あわせが基本の中華バギー

早速試乗〜!


とりあえず早く乗りたいです、

オイルの点検、タイヤ取り付けナット点検、足回り各ボルトナットの点検
チェーンの張り調整、保安部品の動作点検、ブレーキの聞き具合点検、
そしてタンク、キャブレターのラインを確認して
携行缶からガソリンを入れてセルを回す、

ポッポッポッポッポッポっと何事も無くかかった、良かったぁ〜!
結構エンジンすら掛からない事例も有るようなのでホッとした、

エンジン掛かっただけでこれほど感激するとは思わなんだ(笑

本日金曜ですが役所への登録は間に合わず公道は走れません
家の前の駐車スペースで試乗、

サス硬っ!!
ハンドル重っ!!

これサスペンション付いてるよね?ってくらい硬い
更にハンドル切るとこれも硬いし重いし回らないうえにギッギッってスムーズではない

何だコリャ!



クレームあるぞ〜!

とかく常識が当てはまらない中華バギーですので
良く見ていきます、が、オモチャを手に入れたら早く遊びたいのは当然
適当なチェックになります、

@キャブがオーバーフローする、
Aスピードセンサー取り付け不良で走ってないのにすでに削れている、

気にいらない所はまだ有りましたが部品供給として以上2点をクレーム連絡しました、
販売店からはすぐに「キャブとセンサーを発送しました」とメールが有り
以外と対応はすばやいです、感心しました、

しかし、まぁ、保障期間10日ってどーよ、ってはなしではありますが・・・、

普通のサラリーマン一週間のうち2日休日として
うまくすると4日、タイミング悪いと2日しかいじれない中 詳しく点検できる方が
どれだけいるか、ヘタすりゃ雨で開封も出来ずなんてこともあるわけで、


リヤのスプロケットに付いているマグネットを拾うスピードセンサーですが
斜めに付いていてすでに削れていました、
取り付けステーは廃棄物の再利用のようなものでワッシャーをかましてクリアランス調整とは
手作り感あり〜、



手で前後させるとキュルキュルキュル〜って音がします
リヤシャフトのオイルシールが斜めに打ってありこすってました、



キャブレターがオーバーフローしていてコックを閉めておかないとポタポタたれます



届いたキャブ、
もともとエンジンはホンダカブなんかのエンジンのまんまコピーですから
キャブもその線で「KAIHEN」 もちろんKEIHINのコピーでしょうな、
ここまで来ると思わず愛しい気持ちがわいてきます


一流メーカー あこがれのKAIHENキャブ ピカピカ光ってカッコイイです、


スイングアーム取り付けのピボットが偏芯してます、
すでに磨耗しているのか、

後に分かった事ですが
納車時のチェーンが張りすぎてあった様でブッシュに負荷がかかって偏芯していました、
何の不具合か分かりませんがチェーンの張りが位置によってかなり違います

ちょうど緩んだ位置で張り調整したのでしょう、
チェーンはパンパンでこの有様、

補修・改良するぞ〜!

どんなに急いでも登録は月曜日
しょうがないので土日でいろんなHPで仕入れてきた情報を参考に改修します

主にフロント足まわり、

この型式の車、見た目は良いのですが腰高のものを無理やり車高を落としたらしく
帳尻合わせの為ナックルが左右逆に付いているっていうとんでもない情報を知り

いくらなんでもそんな事するかぁ?って思ってましたが
現車みて驚きました、ホントに逆だぁ、

キングピン傾斜角が逆ハの字なんです
鳥肌モンです 中華恐るべし!

最近の車はキングピンなんて使っていませんが
主にトラックや軽自動車でも使っている車種がありました
ハンドルを切るとキングピンを軸にタイヤが左右に首を振るわけです、
ガタをシムで調節したりしてました、

今は上と下のボールジョイントを結ぶ線がキングピン角度です、

ハンドルが直進状態に戻ろうとしたりキックバック低減
またはスクラブによってハンドルを切る重さが違ってきたりします

重要なんです
これが逆角度になってるなんて・・・、
子供の乗ってる足こぎ4輪以下です、

もしキングピンの状態が逆になっていたらすぐに対応するべきです、危険ですから、
いじっていると感じるんですが
メーカーは乗り手の事はいっさい考えていません
いかに見た目を良くして気を引く事ができるか、安くできるか、

事故を起こそでうが怪我しようが買った人の責任、代理店も承知なんでしょう堂々と売っていますし
ある代理店30万くらいする車両紹介画像の足回りにハッキリと逆ナックルで傾斜角が逆ハの字の画像を
恥ずかしげもなく載せていました、

溶接は私よりは上手ですが国産のように綺麗にウロコのように付いている所は
一箇所も有りませんし 位置決めも「手で持ってこの辺に付けました」的な・・・、
冶具使ってキッチリとミリ単位で、という事は感じません、




バラして事前に作っておいた調整金具を装着しアッパーアームを出来るだけ内側に移動させます
取り付けを出来るだけ下側に付けようと穴を余分に開けていましたが穴が下過ぎ
タイロッドと干渉して取り付け不可能でした、





後で再度作り変えて装着しました



アッパーアームのボールジョイント取り付け部も少しでも短くしようとカットしました、
強度的にはどうか、と思いますが ま、大丈夫でしょう、





ボルトをかませてアッパーアームを後方へ移動させキャンバーを稼ぎます
スプリングと干渉ギリギリですね



何とか正常になりましたアブソーバーを外しタイヤを上下させてもほとんどキャンバーは変化しませんし
バンプステアの原因のトー角度もほとんど変化無しです、
少し離れてリヤタイヤを重ねてみながらキャンバーを調整しメジャーを使って
トーインの調整

ホントはバンプした時若干でもネガキャンになってくれると思ったのですが・・、

でもコレにより乗りやすくなるハズです、



公道デヴュー


ナンバー登録も済み
公道デビューしてみました とても怖いです、

まず、スピードが出ません、車両の流れには乗れません、

1速2速で目いっぱい引っ張って3速に入れますが
2−3速がはなれていて大変です

扁平タイヤのせいかステアリングがクイック過ぎて少しハンドルに力が掛かると
進路がクイッと変わり自動車と並走はとてもじゃないけどムリムリ、


農道に入ってフルスロットルにしてみましたがメーター40Kからじわじわ上がる状態で
40Kからは車体のブレや振動、若干の蛇行、田んぼに突っ込む前にやめました、

もっと快適な操縦を期待していたのでちょっとガッカリです

次の日から通勤に使ってみました
朝は時間帯が早いので快適です、
そのかわり帰りは主要道路は通らず住宅地の路地を縫うように帰ります(笑

渋滞の元、みなさんの迷惑になってはいけません、



乗りやすくするぞ〜

あちこちの中華バギーのHPを覗いたり質問したり
やはり皆さんスゴイです、
いじるのが趣味、これはもう趣味の王様、
昔HAM、今中華、

で、エンジンマウントがとっても弱く、溶接がヒビが入りはなれてしまう事が多い、という
エンジンマウントくらいガッチリしてくれよ、と嘆いても折れるって言うんだからしょうがない

なるほどこの重たい塊を2箇所で吊ってるだけだ、場所が悪い、
また、ステーが貧弱でラジコンエンジンでももっとしっかりしてるぜ、ってな感じ、

多くの方が行なっているようにステップの取り付けボルトからシリンダー部に左右ステーを追加

右側ステーはエキパイが邪魔をするので折り曲げた、




通勤帰りに突然大きな悲鳴みたいな音が聞こえてきてあせった、
遠心クラッチの鳴きらしい
すごい悲鳴で思わずパニックになりますよ、

オイル交換で終息するらしい
いったいどんなオイルが入ってるんだ、

早速次の日帰りに安オイルを買おうと思ったがバギーで行っても収納場所が無く、
一旦帰宅してからホームセンターに買いに言った、
1,280円なんていう高級オイル、
1,000円以上のオイルは買わない事にしている者にとっては思い切った値段だ

いつもは980円のオイルが置いて有るのになぁ、

バイク用の規格でMA・MBがあるがそんなの昔は無かった、
最近のオイルは添加剤てんこ盛りで色々入っているので摩擦に関しても高性能、
逆にそれがバイクの湿式クラッチがすべる元となり塩梅が悪いらしい、

ですが安物オイルにはそんなの入ってないのでバイクにも使用可、
SGとかSHとか、でも最近見ないけどね、

このオイル、カブに乗ってモービルGSへ「オイル交換して〜」と言って乗っていくと
コレを使うらしいので問題ないでしょ、

滑ったら違うヤツ入れればいいだけの話ですし、





走り出すとすぐに分かるステアリングの重さ、
普通じゃない、重いうえにスムーズじゃない、ギッギッギッと回るしコーナーでハンドル切ったら
センターに戻ろうとせずいつまでもそのままなので戻してあげないと、

あまりの重さにステアリングポストのフレーム接続部のボルトをちょっと緩め
スプレーグリスを吹いてみた、

若干の改善は有ったが中華だからこんなもんかな、
あきらめながら質問してみた、

「粘性のあるグリスを使っているので外して拭き取り粘性の無いものを塗ると軽くなります」

そうか、外さなければダメなんだ、中途半端な作業は事故の元、
車体カバーの取り付けビスを緩めて工具が入るスペースを確保し外してみました

ステアリングポストが直接プレーンベアリングで固定されており
赤い質の悪そうなグリスがベットリ

すべて拭き取りカセットデッキの修理で活躍したシリコングリスを薄く塗布、組み立てました、

シャフトも抜いて・・・と思ったのですがタイロッドエンドが当たって抜けません、
めんどくさくなるのでシャフトを上下させながらモリブデングリスを塗ったくります、(また中途半端だよ)

試走、これがまたハンドルが軽くなること軽くなること、
たったあれだけでこんなに変化するとは・・、驚きました、





あまりにも硬いサスペンション、ハンドルに直接振動がきて疲れます
オクで2本5,800円というやすっちいショックに交換してみました、

結果はまぁ、良いんじゃね、
タイヤが細かい振動を吸収してくれないのでまだ硬い気がするがいくら柔らかいサスに
交換してもガタガタするのは変わらんと思う



リアスプロケの場所によってチェーンの張りが結構違う、スプロケが偏芯しているのか、
チェーンが一部伸びているのか、原因は分かりません

ケツを上げ、エンジンかけてギアを入れタイヤを回してみるとチェーンがものすごく暴れるので
スゲー怖いです これでよく外れないなぁ、ってくらい、

オクで100円で落としたチェーンスライダー、
取りあえず付けないと怖くて怖くて、

建築用の金具を使って溶接、ヘタです、
しつこく付けているとスイングアームに穴を開けてしまいました、気にしない、
今まで開いた穴を塞ごうとしつこくやっていて塞がった事は有りません
ほとんどは穴が大きくなり取り返しがつかない状態になります





補修部品として買ったアームのセット、
ドリルで5ミリの穴を開け、アチコチにニップルを取り付けました



ダンボール箱に直接折り重なるように入ってました、
この状態で送られてきたのです

箱を持つだけでガチャガチャ音がします、もっと気が利いた梱包にしてよ、
タイロッドエンドのネジ山がぶつかってつぶれているものが有りました


予備部品として購入のCDI
カプラーの形状が違うので変更アダプターを製作、(色同士をくっ付けただけですけど)



メーターの校正をしようと車で使っているポータブルナビをポケットに入れて最高速をリセット、
メーター表示40kmまでいったら停止してナビを見る、

47.2って・・・・・、

普通実速度よりメーターがオーバー表示するんだったら分かるけど
実速度のほうが7.2Kもオーバーなんてふざけたメーター見た事ないよ、

メーターのカバーを外してみると真ん中にホットボンドで固定された半固抵抗、
コイツ回せばいいんじゃん、

確認だけでカバーを戻す、今日はおしまい、
また明日、時間が有ったら。




その後調整しました、
かなりシビアなので半固定抵抗値を変えて取り付け追い込みました、

リード線でメーターパネル前面まで引き出し、ナビとにらめっこして
走りながら調整、かなり改善しました、



ちょっと離れて前後のタイヤを重ねて見る、
どうもリアホーシングが一直線じゃないみたいだ、

キャスターの調整をリヤタイヤを基準にフロントタイヤを調整していたのだが
基準としていたリヤタイヤにキャンバーが付いていたようだ、

ホーシングを見ても全く異常は無く走行もおかしくは無いのですが
タイヤを見ると心持傾いて見える、

左右2本のホーシングをデフを挟んでパイプ2本で溶接補強してあるのですが
こういう作り方は強度は出ても微妙な誤差が発生すると思います、

多分、この手のホーシングは結構誤差があるまま装着されている車体も多いかと、

これに気が付いたのは納車から11日目、
クレームは到着後10日間だ、
一応販売店にメール発射してみたが、帰ってきた説明は 要するに
「おっしゃるとおり調整は出来ず交換するしか有りませんがすでに返品 交換出来ません、
オークションに出品してあるので落札して自分で何とかしてくださいな」って事

基準で有るべきところが曲がっていたら問題外、さすが中華バギー
いつも質問しているサイトで問題の多いデフはやめてデフ無しのシャフトを勧められた

実際タイトなコーナーでは内側のタイヤの加重が抜けて空回り、推進力0となり
その間は惰性で回る、スムーズじゃない、

で、早速スイングアームとシャフトのセットをオクで入手となりました、
スイングアームの互換性があればなんの問題も無いのですがデフ用とシャフト用、違うんだコレが、

開封してチェック、
スイングアームとシャフトの接続部のサイズが1センチくらい違うが、ま、何とかなるでしょ、
中華、1センチ2センチでガタガタ言ってはいけません、




が、良く見るとシャフトの取り付けダブルナットがおかしい、
見た感じ緩んでいるのかな、と思って締めてみましたがしまってます、
緩めてみました、なんだコレ!

ナットが斜めに入ってしっかり閉めても山2個分見える状態、

ネジが斜めに切って有ります、
ハッキリ言ってこんなナット
四半世紀を2回生きてきて初めて拝ませて頂きました、

ありがたやありがたや


まぁ、ナットを交換すれば済む事ですので、
でも一応販売店に連絡ナビを使ってクレームを付けてみました、

まったくあてにしていないのでナット交換の為ばらそうと工具を持ったその時、

携帯が鳴って出てみると販売店の担当者、
要するに
すぐに点検した品を送るからドライバーさんに返品する品を持たせてくれ、と言う事らしい、

怪しげな日本語を話す中国人、
でも一所懸命さが伝わってきて高飛車な日本人より話しやすい、

調子に乗って返品する品を安価で譲ってくれないか?と聞いてみた、
「いくらで?」と言ってきたので

「千円か二千円」

「直して売るから返品してください」




チェーンも140Lを使用して数コマカットで使用、

ただ、ブレーキキャリパーがディスクの反対側に移動しひっくり返しの状態で取り付けの為
ブリーダーが下側です、これじゃエア抜きでエアなんか出ませんわなぁ、



早速試走、
乗ってすぐ、ステアリングの直進復帰作用が倍増しているのに感激、
デフが無い為に直進力が強くなった為だと思うが スゴイ、こんなに変化するとは思わなかった、

その代わり低速での小回りはひどい、
タイヤが擦っている音がするし バックではフロントタイヤが引きずっているような音がする、

デフの効果ってすごいんだ



最高速53.4kmを記録


その後
バカみたいに硬いリヤサスを交換していつものようにキャンバーとトー角度を調整
賛否両論有ると思いますがアルミのアングルを出っ張っているアルミホイールに貼り付け
100均水準器で確認、




トー角度、目で確認しながら調整出来ます




メジャー2個をダラッとさせてタイロッドロックナットを緩めて見ながら調整、
若干のネガキャンでINに入り込む分をみてタイヤ前後でOUT5mmとしてみました、

サスが柔らかくなった為バンパーで上下にゆすってキャンバーやトー角度の変化を目視出来ます、


最高速更新!




ちょうど自家用車の車検で近所の修理工場にもって行った時にバギーのサイドスリップを測らせてもらった
OUT3mm、
優秀じゃん、車検もOKよ
適当にやってるけど結構いい線いってるね、

スプロケットはドライブ15T・ドリブン37T に交換


取り付けボルト 3本しか入りません
強度的に心配ですが 
たとえ外れてもシャフトの中だから まぁ、いいかぁ、



アッパーアーム調整プレートは取り付け穴を鑢で広げたりして誤差が出そうなので

最終的なものを作成し交換、(4セット目)



部品が届きます
2,980円のステアリングダンパー
2,980円のオイルクーラー
2,980円のタコメーター
3,000円の海外ミクニ製キャブセット

いずれも送料は別ですが
イヤハヤ単品の値段が安い!キャブ3Kって・・・、

コレを全部国産有名ところで揃えたらメン玉飛び出まっせー!


オイルクーラー
ホースの取り付け角度がホースバンドで締めるタイプではないので角度の設定で四苦八苦、

長さも短いので足元にしか置けないのだ、
取りあえず結束バンドで仮固定してみたが やはりノーズ部分でアピールしたいところだ、




ステアリングダンパー
ステアリングのセンターでの車体のふらつき防止で取り付けてみた
フレーム溶接は周りを外さないといけないので
簡単にできるようUボルトで取り付けてみた

スペース探すのは大変、なんとか取り付け試走してみた、

利きがマイルドになるようにステアリングポストからの振り幅は少なくしていたし
シャフトをデフ無しに変更して直進性が強くなったのでハンドルが戻ってこない、
と言う事はない、

ダンパーの負荷を最高に設定しても「ちょっと戻りが渋いかな」程度で
それほどの変化は無いが粘っこくなってなかなか良いフィーリングになった

まっすぐに走るときのふらつきが少なくなればOK、






6月4日にトラックで引き取ってから一ヶ月チョット

テキトーな作りに感心したりため息ついたりしながらも
それほどのトラブルも無く、主に部品交換、取り付け に終始しております、

エンジン、足回りの勉強をすると思ってどうですか一台、

いまどきの自家用車では足回りをいじるなんて事はご法度ですが
このおもちゃでは自分でいじって自分で確かめられるのです

エンジンなんて2万円しないんですから壊れたら買っちゃえばいいんです、

何かとクオリティに問題のある中華バギーではありますが
割り切ってせいぜい楽しみましょう、



所詮 おもちゃで遊びなんですから(って言っても安全には最大限気をつけて)


当方のブログなどでもヒント、助言を頂いたJessie様をはじめ
ATV RUNSなど バギーの改造、改良、パーツ取り付け、不具合症状の対応法など
公開して頂いているHPの方々、

参考にさせて頂きました、大変感謝しております、
おかげさまでこんなに良い子に育ちました、

 


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